馬場ふみか、水泳・飛び込みのすごさを学ぶ。「高さは大丈夫でも...」 (2ページ目)

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi

ドラマでは、クールな「鬼コーチ」を演じた ©2021森絵都・角川文庫刊/ドラマ「DIVE!!」製作委員会、田口沙織撮影ドラマでは、クールな「鬼コーチ」を演じた ©2021森絵都・角川文庫刊/ドラマ「DIVE!!」製作委員会、田口沙織撮影この記事に関連する写真を見るーー大東駿介さん演じる小宮静人コーチにも厳しいですね。

馬場 そうですね。小宮コーチに対してはけっこうな勢いで蹴ったり、ビンタしたりと強く当たっていますが、大東さんからは「思い切りきなよ! そのほうが面白いから!」って言っていただいています(笑)。

ーーそういったシーンを含め、これまであまり経験のないキャラクターを演じる部分で苦労はありましたか?

馬場
 じつは、声のトーンの調整がすごく難しいんです。私は作品や役柄によって声の高さを変えるように意識していて、麻木コーチのキャラクターをイメージして声を低めに落としてみたんです。でも、どうしても単調に聞こえがちで、違和感がないよう、声のトーンを調整しながらの演技は思っていたよりも苦戦しました。

 加えて、飛び込みの専門用語が多いセリフにも苦労しました。例えば、今後の物語の中で、「HiHi Jets/ジャニーズJr.」の髙橋優斗くん演じる沖津飛沫(しぶき)が挑戦する「スワンダイブ」という技を説明するシーンがあるんですが、とにかくセリフが長い!(笑)。どういう技なのかを私自身がしっかり理解したうえで演じないと伝わらないので、一つひとつ覚えていく作業も大変でした。

 実際に撮影現場で指導してくださった、(日本水泳連盟飛込強化コーチの)金戸恵太さん(セントラルスポーツ)に技についてうかがったり、スタッフの方に作っていただいた資料を参考にしたり。飛び込みのことを学びながら撮影を進めていました。

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