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壇蜜がサウナブームで感じたこと。「男性を中心に広がっていった文化だな」 (2ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • 佐野隆●写真 photo by Sano Takashi


―― 識者たちの間では、ブームはさらに熱が高まると言われています。

壇蜜 そうですね。サウナといろんなことを絡めてイベントを行なうという時点で、集客力があるとか影響力があるというのは伝わってきていると思いますし、感染症がさらに落ちついてくれば、人気というのは下火にはならないでしょうし、むしろ過熱していくと思います。そうなれば、新しいタイプのサウナ、新しいスタイルのサウナも浸透していく。無限大なのかなとは思います。

 もとから日本には、さまざまなタイプのサウナや入り方がありますから、それがどんどん確立されていくんだろうなという予感はしています。例えばフィンランド式や、湿度は高く温度は低めにして水着で男女が入るタイプとか。90度や120度ぐらいの高い温度を銭湯で提供するタイプとか。スポーツジムでサッと入ってサッと出て、水風呂はないけど水シャワーで回転よく入る時代も来るよなんて、みなさんいろんな考えをお持ちだと思います。

 これから想像もつかないようなタイプのサウナが開発されそうで。楽しみではあるけれども、「それについていけるのかな、自分」っていう、ちょっとドギマギ感もありますね(笑)。

―― サウナ関連のお仕事が圧倒的に増えた、と感じられるようになってきていますか。

壇蜜 まだそういう気持ちにはなれないです。ただ、前よりかはサウナが好きであることを公言してから始まることというのは増えたと思いますし、声をかけてもらう回数も増えました。

 それでも、サウナの番組がいくつも作られるとか、サウナの雑誌、専門誌を月に1回出して作るみたいなところには、もうちょっと勢いや影響が足りていないような気はしています。もちろん『サウナを愛でたい』(BS朝日で放送中)というのは先駆け的なもので、これからまた似たようなものとか、全く違う切り口の番組なんかがあってもおかしくないとは思うんですけどね。

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