【箱根駅伝2025予想・全チーム紹介 後編】シード権争いやさらに上位、予選会突破から「下剋上」が期待できそうな大学は?
箱根駅伝2025
全チーム紹介 後編
1月2日にスタートする箱根駅伝。各チームは少しでも上位を目指す photo by 日刊スポーツ/アフロこの記事に関連する写真を見る
(全チーム紹介 前編:総合優勝をつかみ取るのは?「3強」など有力6大学の戦力をチェック>>)
【シード校のなかで、上位を狙えそうな大学も】
前編では総合優勝争いを繰り広げそうな大学を紹介したが、後編はシード権争い、「下剋上」が期待できそうなチームなど、残りの大学を紹介する。
東洋大は昨季、全日本14位から箱根4位に急上昇。今季も出雲11位、全日本13位と苦戦したが、箱根の目標を「4位以内」とした。前回は1区で15位と出遅れながら、2区梅崎蓮(4年)と3区小林亮太(4年)がともに区間6位と好走。3区終了時で5位まで順位を押し上げている。復路では9区・吉田周(4年)が2位、10区・岸本遼太郎(3年)が区間賞を獲得した。
順当なら今回も2区は梅崎、3区は小林、9区は吉田で、岸本は往路に入る可能性もあるようだ。5区は松井海斗と宮崎優の"1年生コンビ"が希望しており、ルーキーを抜擢する可能性も十分。元5000m高校記録保持者の石田洸介(4年)が快走すれば、20年連続シードに手が届くだろう。
法政大は前回6位に入り、3大会連続のシード権を獲得した。全日本大学駅伝には3年連続で出場できなかったが、今季は出雲駅伝で9位。得意な箱根駅伝では、「トップファイブ」を目指している。
今季は大島史也(3年)が5000m(13 分 35 秒 33)と10000m( 28 分 10 秒 01)で法大記録を塗り替えるなどエースに成長。山区間もしっかり準備ができているようで、前回6区で区間賞に輝いた武田和馬(4年)を往路にまわすことができるという。今回も意外性のあるレースを見せてくれそうだ。
前回9位の帝京大は、過去最高となる「総合3位」を目標に掲げている。前回は5区が区間20位に沈みながら、往路12位から総合9位まで浮上した。今季は出雲と全日本で8位に入るなど、安定感のある戦いを見せている。
前回2区で16位に終わった山中博生(4年)が全日本2区で4位に入るなど力をつけており、"花の2区"で好走の期待が高い。ほかにも前回9区・3位の小林大晟(4年)、同3区・9位の柴戸遼太(3年)、同8区・8位の島田晃希(3年)らが主要区間を担いそうだ。5区をうまく乗りきることができれば、面白い戦いができるだろう。
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