2020.01.12

東京五輪で金メダルを。日本男子
4×100mリレーに世界基準の強みあり

  • 折山淑美●文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by REUTERS/AFLO

 参加標準は突破していないものの、100mでは昨年10秒11を出しているリオ五輪メンバーの山縣亮太(セイコー)、10秒12を出している多田に加え、同じく10秒12の坂井隆一郎(関西大)が記録的に近く、10秒19の白石や飯塚もいる。さらに記録は10秒20だが、リオ五輪メンバーだったケンブリッジも可能性を残している。

 200mでは、20秒27を出している白石や、20秒29の飯塚、20秒39の桐生、20秒40の山下潤(筑波大)が個人種目での出場を狙う。

 また17年と18年に10秒00を出している山縣は、9秒台を狙える選手であり、200mで世界選手権に出場した白石も、東京は100mで代表入りしたいと公言している。また100mで10秒08の自己記録を持っている飯塚は、主戦場は200mで、末續慎吾が保持する20秒03の日本記録突破を目指している。誰もが東京五輪4×100mリレーの出場メンバーになるのは大きな目標で、そのためにも個人種目で代表にならなければと強く意識している。

 土江寛裕コーチには、「サニブラウンには走る距離も長く強豪選手が揃う2走を務めてもらいたい」という思惑もあり、サニブラウン自身も世界選手権では「来年は2走だと厳命されています」と話していた。白石や飯塚、桐生も4走を経験しており、200mでも世界を狙っている小池は3走を務められるなど、区間の移動が可能なのは今の日本チームの強みである。