東海大指揮官、ストップ・ザ・青学大に自信。「チームの状態は100%」 (3ページ目)
最後は5区の山登りでの勝負になるが、東海大の西田は初の5区挑戦になる。だが、両角監督はまったく心配していない。
「西田は山が得意ですし、立川の学生ハーフ、後半のアップ&ダウンの厳しいところで粘って3位に入った。平坦な道よりもアップ&ダウンが得意ですし、体格的に小さくて軽いので神野(大地)選手に似ているんですよ。『1時間13分ぐらいでいけ』と言っていますが、そのくらいでいくと区間3位ぐらいに入っていけるので期待しています」
箱根初挑戦の西田は正直、5区でどのくらいやるのか未知数だ。だが、爆発的な走りを見せてくれれば、両角監督が総合優勝するために必須という往路優勝が見えてくる。
(復路)
青学大 6区 小野田勇次(4年) 東海大 6区 中島怜利(3年)
7区 林奎介(4年) 7区 阪口竜平(3年)
8区 山田滉介(4年) 8区 松尾淳之介(3年)
9区 吉川圭太(2年) 9区 鈴木雄太(2年)
10区 吉田祐也(3年) 10区 郡司陽大(3年)
青学大は前回まで8区にエースの下田裕太を置き、6区、7区、8区で勝負を決めるというレースプランだった。今回も......となると、8区は選手変更の可能性が高く、おそらく鈴木塁(3年)が入ってくるだろう。10区も往路の展開次第では変更があるかもしれない。
東海大は、往路で館澤を起用した場合、復路で選手変更が起こりそうな区間は8区、9区になる。そこに關と湊谷を当てはめていくのか。
「6区の中島は前回以上の走りができると思いますし、(青学大は)7区には昨年区間新を出した林くんがくると思っていましたので、原監督がもっとも警戒しているという阪口を置きました。阪口は故障で出遅れましたが、いまはまったく問題ないです。この2区間に変更はありません。それ以外の復路は往路が終わって順位を見て、あらためて選手変更をどうするのか考えないといけないですね。ただ、選手にはどこでも走れるように準備はしておくようにと伝えています」
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