『ワンピース・オン・アイス』でナミを演じた本田望結の想い「無駄な努力はないと思うことができました」
『ワンピース・オン・アイス ~エピソード・オブ・アラバスタ~』の再演が決定し、9月7日、8日の2日間4公演が開催された。ナミ役の本田望結に再演の手応えとショーへの想いについて語ってもらった。
ナミ役で出演した本田望結さんがショーへの想いを語った ©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション ワンピース・オン・アイス2024製作委員会この記事に関連する写真を見る
―昨年の再演が決まって無事に公演が終了しました。昨年と今年でなにか違いましたか?
本田(以下同) 緊張感がまず違いました。昨年は本当に「こんなに心臓が動くんだ!」と思うくらいドキドキして苦しくなりました。あとは私が俳優としての演技経験があるということもあって、その私が絶対にミスをしてはいけないという気持ちからものすごく緊張しました。
(リンクに出る順番がナミの次の)ゾロ役の田中刑事さんとはそれまであまりお話しをしたことがなかったんですけど、あまりにも私が緊張しているのを見て、「大丈夫か?」と声をかけてくださって。それから出番の前にハイタッチをしてくれるようになって、しかもちょっと強めのハイタッチで(笑)。それで緊張がほぐれる。今回もそれをやっていただいていたので、昨年ほど緊張せずに楽しくできたかなと思います。
―俳優業で再演の経験はありますか?
舞台の経験があまりないのでドラマや映画の続編にはなるんですけど、今年は偶然、続編のお仕事がたくさんあって。子役時代にお会いしたスタッフさんや、昔お世話になっていたフィギュアスケートのコーチに再会できる瞬間というのはとても嬉しい時間ですね。
再演や再会って、急に来るじゃないですか。だから、いつ誰に会ってもいいような自分でいたいというのはすごく思っています。特に今回の『ワンピース・オン・アイス』も「再演はあるかな?」って期待していましたし、決まったらすぐにリハも始まったので、みんなに「成長しているね」と思ってもらえるように、精一杯やりました。それをモチベーションにして生きているくらい、再会や再演はすごい好きな時間、言葉です。
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著者プロフィール
山本夢子 (やまもと・ゆめこ)
スポーツライター。青森県八戸市出身。5歳からフィギュアスケートを習い始め、高校卒業まで選手として各大会に参加。その後、渡米し大学を卒業、就職。帰国後は、コピーライターとして広告制作に携わる。2005年からフリーランス。現在はライターとしてフィギュアスケートの専門誌を中心に執筆中。