本田紗来、ジュニアデビュー。涙を堪えて13歳はスケートと向き合う (4ページ目)
「少しでも前に進めるようにしたいです」
インタビューの最後に、本田は気丈にも言っている。
「『SAYURI』は振付師さんが選んでくれたんですが、これまで他のスケーターさんたちも滑ってきた有名な曲で。私はこれまで明るい曲調が多かったので、ジュニアで滑ることになった機会に、きれいな感じにしてもらって。ただ、今はジャンプに集中していて、踊りに気持ちを入れるところまでは追いつきませんでした。シーズンの終わりには、お客さんがストーリーに入り込めるような、きれいな踊りがしてみたいです」
13歳は会見で誠実に答え、前を向いていた。考えていることをまとめ、発信するという点では、大人らしい落ち着きがあった。今回はジュニアデビュー戦、勝負はこれからだ。
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