F1ホンダ、頂点へ自信あり。言い訳なしで「技術と技術の勝負」 (4ページ目)
全部ではないにしても、一部はガラッと変わったところもあります。その一部には、ホンダジェットとのMGU-H(※)開発の進化やエクソンモービルとの燃料共同開発に続いて(他部門との)コラボレーションした技術もあります」
※MGU-H=Motor Generator Unit-Heatの略。排気ガスから熱エネルギーを回生する装置。
2月のバルセロナ合同テストの時点では、パフォーマンスについてまずまずの手応えがあったようだ。もちろん、ライバルがいかに"三味線"を弾いているかわからないとはいえ、スペック1.1でホンダが注力してきたのは信頼性・耐久性を向上させることだ。
これによって、実戦のなかでいかに攻めて使うことができるかが変わってくる。
昨年のオーストリアGPで話題になった「エンジン11ポジション5」という無線のメッセージが、まさにそれだ。これは、いかにパワーユニットにダメージを負うことを許容しながらパワーを捻り出して走るか、という使い方の設定だった。
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