要件を満たすだけでは不十分。日本人F1ドライバー誕生への高い壁 (5ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • 桜井淳雄●撮影 photo by Sakurai Atsuo(BOOZY.CO)

 2018年は3強と中団グループの実力がそれぞれ拮抗し、大激戦のシーズンになった。接戦だったからこそ、「最速」のマシンではなく「最強」のチームがそれぞれのトップを獲った。ルイス・ハミルトンが最強のドライバーとして5冠を達成した一方で、マックス・フェルスタッペンやシャルル・ルクレールといった若手の台頭も目立ち、世代交代の足音も聞こえ始めた。

 ホンダはレッドブルとのタッグを決め、さらに新たなステージへと歩を進めようとしている。リバティメディアの支配下で新たなF1の姿も見え始め、2019年に向けてさらにエキサイティングで魅力的なF1へと進化を遂げそうな期待が感じられた2018年シーズンだった。

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