小林可夢偉、今季の抱負。クルマと私生活、両方でいい「彼女」を探す (6ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • 桜井淳雄●撮影 photo by Sakurai Atsuo(BOOZY.CO)

 こうして、多忙な可夢偉の2016年は終わった。

「ハイライトはやっぱり、(WECの)富士で勝ったことですかね。よくなかったのは、1年間、彼女ができひんかったことかな(苦笑)。まぁ、世界各地を飛び回って忙しい1年やったからね、そのくらいレースに打ち込んだ1年やったっていうことにしといてください。2017年はクルマのほうもプライベートも、両方でいい彼女を見つけたいと思います(笑)。まずはクルマですね!」

 WECではタイトルとル・マン24時間耐久レースの勝利を目標に挙げた。では、こちらもまだ本決まりではないものの、スーパーフォーミュラにも参戦するとなれば、その目標は?

「とりあえず1回、勝ちたいなっていうのがひとつの目標ですね。去年は『チャンピオンを獲ります』って言うたけど、今は全然それどころじゃないから、控え目に言っときます(苦笑)。とにかく、あの彼女(クルマ)とは別れたいなと。美容整形に行ってもらってサイボーグになって帰ってきてもらうか、新しい彼女を見つけるかですね(笑)」

 最後に、悲喜こもごもの1年を楽しむことができたのか、尋ねてみた。すると、可夢偉は笑顔で言った。

「楽しかったですよ。でも、2017年のほうがもっと楽しいと思う」

 小林可夢偉の目の前には、もっと明るいシーズンが待っている――。

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