鈴鹿はいけるぞ!F1ホンダが日本GP前哨戦のダブル入賞に手応え (5ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

マレーシアGPでダブル入賞を果たしたマクラーレン・ホンダマレーシアGPでダブル入賞を果たしたマクラーレン・ホンダ「Q2のアタックラップにはシビれましたね。セクター1、2とリードされていたので、正直言うと、あきらめて最後はもう見てなかったんです(苦笑)。そうしたらセクター3で逆転してP8(8番手)だったんで、『あっ、前に出た!』ってビックリしました(笑)。今日はQ3に行けないかなと覚悟していたんですけど、あのアタックは素晴らしかったですね」

 しかし決勝は、また別の風が吹いた。

 パワーユニット交換で計45グリッド降格を受けて最後尾からスタートしたアロンソが、スタートで大きく順位を上げて7位入賞。バトンは途中まで7位をキープしていたが、最後のピットストップを終えて10位に下がった2周後にバーチャルセーフティカーが出てしまい、ライバルたちがほぼタイムロスなくピットインを済ませたことで、ピットストップ丸々1回分をロスしてしまった。

 ウイリアムズとフォースインディアの1台ずつに先行を許して、7位と9位という結果に終わったが、純粋な速さとしては彼らに勝るとも劣らないペースがあった。それは、1週間後の日本GPに向けて大きな収穫だった。

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