小倉記念は勢いがある馬が強い。血統・コース実績も優秀な2頭に期待 (2ページ目)
2番手にはサマーセント(牝4歳/栗東・斉藤崇史厩舎)を挙げたい。ランブリングアレーと同じ4歳牝馬で、前走のGⅢマーメイドS(阪神/芝2000m)は50kgの軽量にも恵まれて重賞初制覇を飾っている。
小倉競馬場では2戦1勝で、昨年2月の3歳未勝利戦(芝1800m)を勝利。今回は、重賞勝ち馬でありながらランブリングアレー(53kg)より軽い52kgで出走できるのも好材料だ。また、2000mではここ4戦、1着、1着、3着、1着と安定している。
血統を見てみると、父ハービンジャー産駒は、産駒がデビューした2014年以降、小倉芝2000mではディープインパクトに次ぐ2位の20勝と好成績を残している。勝率も、260戦30勝で11.5%のディープインパクトに対し、175戦20勝で11.4%と遜色ない。
今年、小倉で行なわれたGⅢ愛知杯(芝2000m)でも、ハービンジャー産駒のレイホーロマンスが11番人気3着と激走。そのほか、小倉記念では2015年、2016年にベルーフがいずれも2着、2017年にサンマルティンが2番人気2着に入っている。勢い、血統、コース実績と、プラス材料が揃った。
以上、今年の小倉記念は、ランブリングアレー、サマーセントの4歳牝馬2頭に期待する。
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