アルゼンチン共和国杯は過去の激走3パターンに合致した3頭で勝負だ (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 そもそも今年の出走予定馬の中に、平場の重賞勝ち馬は2頭しかいない。もう1頭は、1番人気が予想されるルックトゥワイス(牡6歳)。一方、ウインテンダネスは昨年の目黒記念を制しているが、その後は精細を欠いており、今回も人気は見込めないだろう。

 とはいえ、昨年の目黒記念を勝ったあと、同じ舞台のアルゼンチン共和国杯でも4着と善戦。今年も、目黒記念では勝ったルックトゥワイスからコンマ7秒差の6着と大きくは負けていない。得意舞台での大駆けがあっても不思議ではない。

 最後に、当日の人気によって狙ってみたい馬がいる。それは、3番人気と4番人気の馬だ。

 実は、3番人気の馬はここ8年連続で3着以内に入っていて、4番人気の馬も過去10年で5回も2着となっているのだ。

 現状、どうなるかわからないが、その辺りの人気が予想されるノーブルマーズ(牡6歳)は、外せない1頭になる。

 同馬は、昨年の目黒記念で2着、GI宝塚記念(阪神・芝2200m)で3着に入った実績があり、その後もGIを含めた重賞でコンスタントに奮闘している。ただ、勝ち味に遅い分、1、2番人気を争うほどの存在ではなく、今回もその下の3、4番人気がいいところだろう。

 ここ2走も、GIII小倉記念(8月4日/小倉・芝2000m)で3着、GII京都大賞典(10月6日/京都・芝2400m)で4着と、安定した走りを見せているノーブルマーズ。今回のメンバーなら、馬券の軸に据えても面白い。

 いよいよ次週からは、年末の有馬記念まで7週連続のGI開催となる(※12月28日のホープフルSを加えれば8週連続)。その資金作りのためにも、アルゼンチン共和国杯では、きっちり馬券をモノにしたい。その手助けを果たす馬が、もしかすると、ここに挙げた3頭の中にいるかもしれない。

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