「1強」か「3強」か。日本ダービーを読み解く3歳牡馬ランキング (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Yoshifumi Nakahara/AFLO


 1位は、4連勝で皐月賞を制したサートゥルナーリア。第1回から首位の座をキープしてきたが、今回初めて満票となる25ポイントを獲得した。はたして、無敗のダービー馬誕生となるのか、期待は膨らむ。

吉田順一氏(デイリー馬三郎)
「皐月賞はそれまでの少頭数のレースと違って、18頭立ての12番枠発走。テンから速いラップが刻まれる流れとなったため、中団の外を回る競馬となりました。そして、中盤以降は緩急のつく展開となりましたが、ラスト3ハロンのラップは11秒7、11秒6、11秒4。スタミナ色があるとはいえ、舞台や流れを踏まえれば、この加速ラップの価値は高いです。外を回りながら1分58秒1で駆け抜けた脚は、着差以上の強さを示した、と言ってもいいでしょう。

 ただ、左ムチを打ったこともあるとはいえ、追い出してから内にササる面を見せました。最後は勝負強さを発揮しましたが、いっぱいいっぱいの競馬だったことは間違いありません。2、3着馬に『もしかしたら(ダービーでは)逆転できるかも......』と思わせる結果になったことは、誤算でしょうね。

 まあでも、負けなしの4連勝で、同世代では最上級の評価が妥当。その同世代との勝負なら、芝2400m戦も折り合えば問題ありません。馬本位のランキングとすれば、やはり1位の馬です」

木南友輔氏(日刊スポーツ)
「時計勝負を経験していない点が皐月賞では不安材料となりましたが、これを難なく克服しました。ダービーに向けては、クリストフ・ルメール騎手の騎乗停止による乗り替わりの影響がどこまであるかですが、代役を務めるダミアン・レーン騎手については、トレセンで取材していても「彼は本当にうまい」という評判ばかり。その腕の高さは、他の陣営も認めるところです。

 あと、気になるとすれば、ダービーの雰囲気は本当に特別で(人馬ともに)ブルッてもおかしくありません。逆に言えば、それぐらいしか不安がないということです」

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