阪急杯も荒れる。過去の激走パターンに酷似の3頭が超万馬券を演出か (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 とすれば、近走振るわないGI馬、あるいはGI連対馬は今年も外せない。すぐに目がいくのは、レッツゴードンキ(牝7歳)である。

 ただし、同馬は惜敗の連続で、低迷しているイメージがなく、ここでは上位人気が予想される。ならば、代わりにロードクエスト(牡6歳)をオススメしたい。

 ロードクエストは2016年、3歳時にGI NHKマイルC(東京・芝1600m)2着の実績を持つ。しかし、その後の戦績は今ひとつ。昨秋のGIIスワンS(10月27日/京都・芝1400m)で久々の勝利を飾ったものの、以降3戦は再び、17着、13着、4着と不本意な結果に終わっている。

 今回も上位人気を争うまでに至らないだろうが、GI連対馬が反撃する過去の傾向を踏まえれば、決して軽視できない。前走の東京新聞杯(2月3日)で復調気配を見せており、ここでもうひと押しあってもおかしくない。

 最後に取り上げたいのは、前年のGIスプリンターズS(中山・芝1200m)で3着と好走した馬。それでいて、その後のレースで期待を裏切って人気を落としてしまった馬だ。

 たとえば、2009年に7番人気で勝利したビービーガルダン。同馬は前年のスプリンターズS3着後、続くGIII京阪杯(京都・芝1200m)で1番人気に支持されるも、6着と敗れた。結果、阪急杯では大きく人気を落としてしまった。

 2011年に4番人気で1着となったサンカルロもそうだ。前年のスプリンターズSで3着となって、その後はさらなる飛躍が期待されたが、以降の3戦で8着、11着、6着。阪急杯でも、伏兵の1頭という評価に甘んじた。

 しかし、2頭とも阪急杯で大駆けを決めた。そして今年も、このパターンの馬がいる。

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