2017.08.17

大荒れの予感がプンプンする
北九州記念は「小倉巧者」を狙い打ち

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki  photo by Yamane Eiichi/AFLO

 今週末8月20日に小倉で行なわれるGIII北九州記念(芝1200m)は3歳以上による重賞。ハンデ戦ということもあり、波乱が目立つレースで、2014年には8番人気→13番人気→17番人気の決着で3連単395万3810円という大波乱を記録した。2007年にも3連単150万円超えの大穴が飛び出しており、ひと筋縄ではいかないレースだ。

 ただ、過去10年の1番人気馬は1勝、2着2回、3着2回と50%の確率で馬券に絡んでおり、人気馬も完全に無視することはできないので、上位人気が予想される馬から見ていこう。

 キングハート(牡4歳/美浦・星野忍厩舎)は前走のGIII函館スプリントS(6月18日・芝1200m)を4番人気で2着に好走しての参戦。今年に入って5戦し、2勝、2着2回、3着1回と安定している。2走前にOP鞍馬S(5月7日/京都・芝1200m)を勝利し、前走では初めて重賞での連対と勢いを感じる。ただ、このレースは前走が札幌・函館だった馬は過去8頭いて、4着が最高という厳しいデータが残っている。涼しい北海道から、暑い小倉への長時間輸送は馬にとってもダメージが大きいのだろう。2011年のテイエムオオタカも、前走の函館スプリントSでタイム差なしのクビ差2着に入ったが、北九州記念では4着に敗れている。