オトコ勝りの「怪物娘」も出現。超ハイレベルな2歳牝馬ランキング (3ページ目)

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 2位は、同じくフランケル産駒のソウルスターリング。重賞勝ちこそないものの、ここまで2戦2勝。母も欧州GI戦線で活躍したスタセリタで、血統的な奥行きも感じさせる。

木南友輔氏(日刊スポーツ)
「春の時点では、社台ファームの吉田照哉代表も『お母さんが長いところで結果を出してきた馬だから、(活躍するのは)秋以降』と話していました。それが、夏の札幌から好発進。ボンギュッボンとグラマラスな馬体で、これからどう進化していくのか、非常に楽しみです。英国中心に好スタートを切ったフランケル産駒は、今や世界中の2歳戦線で好結果を出しています。3歳になってからも注目したい馬です」

吉田氏
「アイビーS(10月22日/東京・芝1800m)で、関西牡馬の有力どころであるペルシアンナイト(牡2歳)を一蹴。力があることは間違いありません。同じフランケル産駒のミスエルテより、20kgほど馬体は大きいのですが、そのシルエットからは同様の風格を感じます。薄手に見えながら、付くべきところに筋肉が付いていて、気合いを前面に出すタイプ。やや破折(はせつ)気味の脚元は、フランケル産駒の特徴で気にすることはないでしょう。1800m戦を難なくこなし、馬体や走法から見ても、距離の融通性はミスエルテよりもありそうです」

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