「旅打ち」の醍醐味を味わえる札幌。施設よし、食よし、馬券は? (2ページ目)

  • 新山藍朗●旅人 Traveler&text by Niiyama Airo
  • 千葉 茂●撮影 photo by Chiba Shigeru

新しくてきれいな札幌競馬場新しくてきれいな札幌競馬場  競馬場は2年前の夏にリニューアルオープンしたばかりで、施設は新しくてきれいだ。特に日本の競馬場で初めて設置された「もいわテラス」は、競馬も、札幌の街並みも楽しめて、その名の由来である藻岩山も展望できる、絶好の観光スポット。ここにはいくつかの屋台も出ていて、常に多くの人で賑わっている。

 場内グルメの1番人気は、正面スタンドの2階にある牛めし屋だという。インフォメーションにいる女の子が、「いつもすごい行列ができているんですよぉ」と教えてくれた。

 牛めしは、1杯700円。日々お世話になっている街の牛丼店に比べれば高いが、食べれば納得の値段である。

競馬場1番人気の牛めし。ビールとの相性もバッチリ!photo by Niiyama Airo競馬場1番人気の牛めし。ビールとの相性もバッチリ!photo by Niiyama Airo とにかく、うまい! しかもボリューム満点。北海道限定ビールのサッポロクラシックをぐびぐびっとやりながら、この牛めしに舌鼓を打てば、「来てよかったぁ~」と気分も高揚。満足感が頭の中いっぱいに広がる。

 競馬場のコースは、1周1600mあまりの芝コースと、その内側にダートコースがある。ローカル競馬場らしく右回りの平坦小回りコースだが、芝はクッション性のある洋芝。本州の競馬場で一般的な野芝ではないだけに、馬によっては得手不得手がある。

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