2016.01.04

ゴールドシップの後を継ぐ「黄金配合」の期待馬アレイオブサン

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

厳選!新馬情報局(2016年版)
第31回:アレイオブサン

 昨年末のGI有馬記念(中山・芝2500m)を8着で終えて、現役生活に別れを告げたゴールドシップ。GI通算6勝という輝かしい実績はもちろん、同馬の個性的な性格から生まれた数々のエピソードは、多くのファンの記憶に刻まれたことだろう。

 そんな芦毛の個性派は、近年「黄金配合」と言われる血統で構成されている。それは、父ステイゴールド、母の父がメジロマックイーンという血筋だ。この配合の馬は決して多くないものの、ゴールドシップの他にも、その中からGI馬、重賞馬が複数出ているのである。

 代表的な存在と言えば、2011年のクラシック三冠(皐月賞、ダービー、菊花賞)を含めてGI6勝を挙げた"怪物"オルフェーヴルや、その兄でGIを3勝した(朝日杯フューチュリティS、宝塚記念、有馬記念)ドリームジャーニー。さらに、重賞2勝(京成杯、セントライト記念)のフェイトフルウォーなどがいる。そうした血統構成の母数を考えれば、活躍馬の出現率は驚異的と言える。

 そして今、「黄金配合」の象徴であるゴールドシップの引退を受けて、まるで入れ替わるようにして、同じ配合の若駒がデビューしようとしている。アレイオブサン(牡3歳/父ステイゴールド)である。

アレイオブザサンは新たな「芦毛伝説」を作ることができるか 母は3歳時に重賞を2勝(クイーンC、フローラS)し、3歳牝馬クラシックのGIオークス(東京・芝2400m)で5着と奮闘したディアジーナ。その実力馬から生まれた「黄金配合」だけに、早い時期からその動向は注目されてきた。

 同馬を管理するのは、ゴールドシップと同じ須貝尚介厩舎(栗東トレセン/滋賀県)。芦毛という共通点も持つこの若駒に対して、スタッフはこんな印象を持っているという。関西競馬専門紙のトラックマンが伝える。