2015.07.06

【競馬】高額馬サトノダイヤモンド。大牧場でも「特別」という器

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

厳選!2歳馬情報局(2015年版)
第6回:サトノダイヤモンド

 7月13日、14日と、二日間にわたって開催される「セレクトセール」。国内最大級の競走馬セリ市として名高いこのイベントは、毎年のように、億を超える高額落札馬を出している。今や、国内だけでなく、海外からも高い注目を集めている。

 このセールで高値をつけられた若駒は、当然ながら、その後も大きな期待を背負っていくこととなる。今年デビューを控える2歳馬の中にも、そういった”エリート”がいる。サトノダイヤモンド(牡2歳/父ディープインパクト)だ。

一昨年のセレクトセールで2億3000万円という高値で落札されたサトノダイヤモンド。 サトノダイヤモンドは、2013年に行なわれたセレクトセールで2億3000万円(税抜)という高値をつけられた。これは、この年のセレクトセールにおいて2番目に高い金額だった(トップは2億4000万円の値がついた母アゼリの2013年生まれ。父ディープインパクト)。

 当時、生まれてからまだ半年弱だったサトノダイヤモンド。その同馬が高い評価を得た理由は、血統にあると言えるだろう。サトノダイヤモンドの母は、アルゼンチンのGIを3勝したマルペンサ。しかも、そのうちの2勝は、2着を8馬身、9馬身と引き離しての楽勝だった。

 イギリスやフランス、アメリカなどに比べて、アルゼンチンの競馬を目にする機会は多くない。しかし、アルゼンチンと日本の競馬の互換性は高く、実はアルゼンチンで名を挙げた牝馬が、日本で活躍産駒を生んでいるケースが少なくない。

 例えば、今年の牝馬クラシック(桜花賞2着、オークス3着)で奮闘したクルミナル(牝3歳/父ディープインパクト)。その母は、現役時代にアルゼンチンのGIを2勝したクルソラだ。また、現役時代に重賞3勝、2005年のオークスで3着となったディアデラノビアも、母はアルゼンチンのダービーとオークスを制したポトリザリスである。