2020.10.13

渋野日向子に「大きな成長」。
海外6試合で青木翔コーチが認めたこと

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

 8月のスコットランド女子オープンを皮切りに、海外ツアーを転戦してきた渋野日向子が、この遠征の最後の試合となる海外メジャー、KPMG全米女子プロ選手権(10月8日~10月11日/ペンシルベニア州)に挑んだ。

 前週のショップライト・クラシックを終えた時点で、渋野は「あと1試合、いろいろ勉強して、いい気持ちで(日本に)帰りたい」と話していた。"いい気持ち"で帰国の途についたかどうかはわからないが、ここまでの海外での5試合と同じく、厳しい戦いを強いられ、"いろいろ勉強"したことは間違いないだろう。

 渋野自身、大会前から苦戦することは覚悟していた。練習ラウンドを終えると、やや表情を硬くしてこう語っていた。

「アメリカに来て、一番難しい(コース)。(これまでとは)比べものにならない難しさだなというのは、昨日(の練習ラウンド)のスタートホールに立った時点でわかりました。相当厳しい戦いになるかな、と。セカンドの距離がかなり残ってしまうことが多くて。ウッドを持ったり、ユーティリティーを持ったり......、(短いところでも)ロングアイアンなので。バーディーを多く取れるコースではないな、と思いました。

 メジャーだからって、他の試合と(試合に臨む)気持ち的には変わらないと前回(の試合あとで)言ったと思うんですけど、実際にコースに来てみたら(他とは)ちょっと違って。すごく気持ちを引き締めさせられたというか、かなり気を張ってやらなきゃいけないな、と。シビアなパットも残ると思うので、耐える戦いになるなと思いました」

 そのとおり、渋野はメジャー設定の難コースに苦しめられた。結果は、4日間通算11オーバー、58位タイに終わった。

全米女子プロ選手権では58位タイに終わった渋野日向子