【木村和久連載】人間本来の生活リズムこそ、ゴルフを楽しむための秘訣 (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 そうした状況から、「もうこれ以上、早起きすることはない」と思っていたのですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、またも劇的に生活が変化しました。朝、通っていた公立図書館が休館。六本木のテレワークオフィスも一時休館となって、行くところがなくなってしまったのです。

 そもそも家で仕事ができるタイプじゃないので、どこか使えるようなテレワーク場所を借りないと......。そんな思いを巡らせて少し調べてみると、家の近所に、出来たばかりのテレワークオフィスがあることを発見。早速、申し込むことにしました。

 そうしたら、コロナ禍で"リモートオフィスブーム"なのか、24時間のフルタイム利用は満員でした。それでも、夕方6時からのナイト会員なら「OK」とのこと。ナイト会員であれば、翌朝の午前9時まで利用可能なんだとか。

 じゃあ、早起きして朝6時に行けば、9時まで3時間、仕事ができるじゃないか。実際、試しに早起きして行ってみると、誰もいなくて、すごく静か。「こりゃ、仕事がはかどる」と、4月中旬から現在に至るまで、早朝使用率95%で稼働しています。

 そうなると、日々の起床時間は朝5時半。就寝時間は夜の10時となりました。本当に10時に眠れるのか?って思うでしょ。これが、案外できるんですよ。

 朝5時半に起きると、昼過ぎには眠くなります。でも、そこでは我慢して、昼寝はしません。そうすると、晩ごはんを食べたあとには、眠くてしょうがなくなるんです。テレビを見ていると、午後9時過ぎにはうつらうつら。10時に床へ入るや、速攻で眠れます。

 夜中に目を覚ますことはありますが、その際は時間確認のみ。一旦起きると眠れなくなってしまうので、トイレ以外は起きません。そんな夜中のトイレも、月に1回も行きません。寝る前に水分を摂らないようにしているので、それがいいのかもしれませんね。

 そんなわけで、毎朝5時半にはバッチリ目が覚めますから、ゴルフの日も単なる日常のスケジュールに過ぎません。普通に起きて行けばいいだけ。すごく楽です。

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