プラチナ世代の注目ルーキー吉田優利「大事にしているのは頭を使うこと」 (2ページ目)
――なぜ、海外のトーナメントをプロデビュー戦に選んだのでしょうか。
「まず、自分がプロのトーナメントでどれだけできるのか、というのを把握したかったんです。オーストラリア女子オープンは3年連続の出場となりますし、回ったことがあるコースということで、いいイメージもありました。思い入れのあるオーストラリアで、プロ初戦を迎えられたことは、純粋にうれしかったですね」
――残念ながら、結果は予選落ちに終わりましたが、プロとしての"現在地"は確認できましたか。
「風が思った以上に強くて、スイングが崩れてしまって......。パッティングについては、あまり入りませんでしたが、いいタッチ、ストロークで打てていました。うまくいかなかったことも、うまくいったことも、事実としてしっかり受け止めて、いい経験になったと思います」
――同じトーナメントでも、アマチュアとして臨むのと、プロとして臨むのとでは、気持ちの持ちように違いはありましたか。
「それが、あまり変わらなかったんですよね......。ただ、プロとして、単純に『いい経験になりました、では済まないな』『お金を稼がなきゃ』ということは、強く思いました。
やはりプロとして(スポンサードを受けている)責任もありますから、大好きなゴルフを楽しんでいるだけではダメで、『私はプロ』という意識を持たなきゃいけないなって」
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