次は全米プロ。全英を制したスピースのキャリア・グランドスラムなるか (4ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 かつて、同一年に4大大会のすべてを制したことがあるのは、球聖ボビー・ジョーンズ(アメリカ)のみ。ただし、当時の4大大会と言えば、全米アマ、全米オープン、全英オープン、全英アマだった。その後、このジョーンズがマスターズを創設。現在の4大メジャーが確立された。

 この4大メジャーのすべてに勝利してキャリア・グランドスラムを達成しているのは、ジーン・サラゼン(アメリカ)、ベン・ホーガン(アメリカ)、ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)、ニクラウス、ウッズの5人。はたして、6人目となるのは、スピースなのか。

「子どもの頃から、メジャー大会で世界のトップ選手と戦うことを夢見てきた。僕にとって、キャリア・グランドスラムはゴルフ人生のゴールだ。そのチャンスがこんなに早く訪れるとは思わなかった。ただその分、大きな注目を集めることになるだろうし、自分への期待も大きくなるから、それを達成することはかなり難しくなる。今は、全英オープンでの優勝を存分に味わって、それから次なる目標に向かっていきたい」

 キャリア・グランドスラムについてそう語ったスピース。史上最年少記録もかかった全米プロ開幕まで、あと2週間である。

■ゴルフ 記事一覧>>

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る