大迫勇也が今季初戦でゴール。監督の信頼も絶大で「手応えはある」 (2ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by Getty Images

 ここまでのところ、メンバーは昨季とほとんど変わらず、大迫は「メンバーが変わらないことはでかいですね。それに僕のプレースタイルにすごく合うと思います」と語っている。そのなかでも指揮官は大迫にフォワードとして絶対的な信頼を置き、構想の中心に据えている。

 監督とのコミュニケーションも取れており、互いに要望を伝え合っているという。

「1対1で話しながらという感じです。『点を取れ、点を取れ』とは言われるので、しっかりと期待に応えたいです」

 監督からの期待は、結局のところ得点という一点に集約される。確かに昨季の大迫はリーグ戦3得点と物足りなかった。大迫には、攻撃的なポジションであればトップであれ2列目であれ、どこででもできる器用さがあり、重宝がられて起用される面もあった。だが今季、大迫に求められるものはあくまで得点。ポジションも、サイドではなく中央だ。

「真ん中ですよ、今年は。それは監督とも話したし、『今年は真ん中でしか使わない』と言われました。その希望は去年から言っていたので」

 リーグ戦開幕まであと1週間。大迫は充実した表情で語る。

「ずっとハードな練習をしてきたので、まずは疲れを取ることが大事じゃないですか。しっかりフレッシュな状態にしたいと思います」
 
 いつも以上にやってくれそうな空気を漂わせていた。



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