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8キロ増で鎧のような胸板。
吉田麻也がプレミア仕様の体になっていた (2ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 そこで、気になっていた質問をぶつけてみた。「入団時から継続して身体を鍛えてきたのか?」と。吉田は次のように明かした。

「試合に出られない期間が長かったので、その時期に筋トレをしていました。イングランドは居残り練習があまりできないので。『筋トレしながらも、アジリティ(敏捷性)の部分を落とさないように』っていうトレーニングを、2~3年続けていました。入団時に比べて、体重は7~8キロ増えました。

 欧州の選手に比べると、アジア人はもともとの筋肉量が少ないんです。たとえば、彼らが同じセット量、同じ期間で筋トレをやったら、軽くボーンと数値が上がるのに対し、自分はポッと小さく上がるぐらい。だから、人より何倍もやらないといけない。

 試合に出られない時期は、すごく筋トレをやっていました。それでも、やっぱり全然(差がある)。重さ自体は他の選手よりも持てるんだけど、同じ重さを持てる他の選手のほうが身体は数倍デカイという......。やっぱり、アジア人はそういうハンデがあります。食事やプロテインとか、あとは量、質にも気をつけていました。去年の今ごろは試合に全然出られなかったので、筋トレしまくっていた。練習場から自宅に帰るとき、(クルマを)運転していてハンドルを持つのもしんどいぐらいでしたから(笑)。

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