CL開幕。10シーズンぶりに日本人選手出場はゼロ

  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 9月15日、チャンピオンズリーグ(CL)グループリーグが開幕する。昨季王者バルセロナやレアル・マドリード、バイエルンを中心に、欧州王者をめざした戦いが繰り広げられる。だが、残念ながら今季は、その華やかな舞台に日本人選手が立つことはない。

バルセロナの連覇なるかも注目されるチャンピオンズリーグバルセロナの連覇なるかも注目されるチャンピオンズリーグ 以下は今年7月14日に掲載した『選手の質のバロメーター。CLの舞台から日本人が消える日』(杉山茂樹●文)の一部である。その後、予選で日本人選手が所属するチームが敗れたため、予想は現実のものとなってしまった。

日本人とチャンピオンズリーグ(前編)

 2015~2016シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)に、予選の結果次第では日本人選手が1人も出場しないことになる。しないではなく、できないといった方が適切か。

 W杯の予選突破確率は8割強。アジア枠が4.5もあるので、日本代表のスタメンクラスなら、W杯本大会にはほぼ出場できる。だが、もう一つの世界最高峰の戦い、CLはそうはいかない。日本代表の看板は何のアドバンテージにもならない。W杯で言うところのアジア枠のような、履かせてもらえる下駄もない。純粋に個人の力が試される場だ。そこに日本人選手が1人もいないという現実が、いま訪れようとしている。

 そうなれば、05~06シーズン以来、10シーズンぶりの出来事になる。

1 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る