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セザール・サンパイオ、北中米ワールドカップの日本とブラジルを評す「日本は大会を通して成長していた」 (3ページ目)

  • 藤原清美●取材・文 text by Kiyomi Fujiwara

【ダイスキ、アイシテル、ユウショウ(笑)】

──ブラジルと日本に贈りたい言葉はありますか?

「ブラジルは1994年、1998年、2002年のワールドカップ3大会連続で決勝進出し、そのうち2回で優勝した。それがどれほどすごいことだったのかをあらためて感じるよね。

 僕は1998年大会に出場し、3ゴールを決めることができた。特に初戦のスコットランド戦で決めたワールドカップ初ゴールの時は、ヘディングしたボールがネットに収まった瞬間、走り回りたい、叫びたいとしか感じられなくて、どうしたらいいのかわからなかったよ(笑)。自分の魂が体から抜け出して、また戻ってきて我に返ったという感じで。そして貧しかった子どもの頃などが思い出された。ああいう時には、本当にそんなことが起きるんだなと、あとで思ったよ。走馬灯というのかな。

 ブラジル代表にも日本代表にも、今大会でそんな歓喜を味わった選手たちがいる。その経験を大事にし、これからも頑張ってほしい。また次の世代からも、そうした経験をできる選手が生まれることを期待している。

 日本のサッカーファンには、僕の好きな日本語で。サポーター ノ ミナサン、オヒサシブリ。ダイスキ。アイシテル。ユウショウ(笑)。サイゴマデ、ガンバロウ! マタ コンドネ。アリガトウゴザイマス!」

(了)

セザール・サンパイオ Carlos César Sampaio Campos
1968年3月31日生まれ、ブラジル・サンパウロ出身。現役時代は万能型のボランチとして活躍し、サントス、パルメイラスというブラジルの名門を経て、1995年に横浜フリューゲルスに加入した。同クラブ在籍中、1998年ワールドカップにブラジル代表のレギュラーとして出場し、準優勝に貢献。2002年に柏レイソルに入団、翌2003年からはサンフレッチェ広島でもプレーした。引退後はクラブ経営や指導者の職務を歴任し、大学で経営学なども学んでいる。

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