宮市亮のアーセナル時代の同僚ウォルコットは『ドラゴンボール』が大好き ポドルスキは日向小次郎に憧れていた (3ページ目)
【自分の人間形成にも影響】
マンガが宮市を強くした。「今の若い子たちはマンガのことをどう思っているかわからない。電子書籍が増えてきて、紙で読むことが減っているし、もしかしたらマンガよりもNetflixやYouTubeなどの動画コンテンツの視聴が中心で『読む』ということが少なくなっているかも......」と危惧するトリコロールの背番号23は、今だからこそオススメしたいマンガ作品についても語ってくれた。
「敵を倒した爽快感とストーリーの奥深さの両方を楽しみたいなら、オススメは『BLEACH』と『NARUTO』ですね。この2作品は間違いないです。もし落ち込んでいるなら、『SLAM DUNK』を読んでもらえると、気分がすごく前向きになると思います。
ここで挙げた3つは世界に誇れる作品だと思いますし、世界に出るとマンガをきっかけにコミュニケーションが豊かになるので、海外移籍を目指しているなら押さえておくべきです。
最近は『ワンパンマン』や『HUNTER×HUNTER』も読みましたし、『地獄楽』や『怪獣8号』も面白かった。特に『怪獣8号』はめちゃくちゃ面白いので、皆さんもぜひ読んでみてください!」
では、宮市にとっての「マンガ」とは? 最後に直球で聞いた。
「マンガは青春に寄り添ってきたものであり、自分の人間形成にも関わっていて、リフレッシュのためのアイテムとしても大事な存在です。マンガには人間として大切なものをたくさん教えてもらいました。正義は最後に勝つというか、実直にやっていれば最後にはいいことが起こると、ナルトや黒崎一護の姿を見ていると感じます。
スポーツとも親和性がありますよね。スポーツはみんなが勝利を目指していて、マンガでは主人公が何かしらのゴールを目指していて、どちらも最終目標にたどり着く過程でいろいろな困難にぶつかって、それを1つひとつ乗り越えていく。そこはマンガとアスリートに共通している部分だと思います。そうやって考えてみると、もはやマンガを教育にも取り入れるべきだなと思いますね。道徳の時間に『SLAM DUNK』を読むのもいいのではないかと、本気で思っているくらいですから(笑)」
(了)
>>> (前編)横浜F・マリノスの宮市亮を育てた『NARUTO』と『SLAM DUNK』 中京大中京の同級生・木原龍一は"ジャンプ係"だった
宮市亮(みやいち・りょう)/横浜F・マリノス
1992年12月14日生まれ、愛知県出身。183センチ、79キロ。中京大中京高時代にアーセナルと正式契約を交わし、2012年2月にはローン先のボルトン・ワンダラーズで日本人最年少となる19歳1カ月28日でプレミアリーグに初出場した早熟の高速ウイング。欧州ではそのほか、ウィガン・アスレティック(イングランド)、トゥエンテ(オランダ)、ザンクトパウリ(ドイツ)でプレーした。度重なる負傷を克服し、近年は横浜F・マリノスの顔のひとりとして、活躍している。
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