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サッカー史に残る世界のスーパースターが日本に集結! 来日予定のレジェンドが語った日本の注目選手 (3ページ目)

  • 栗田シメイ●取材・文text by Kurita Simei

 そのうえで、注目している日本人選手として代表のエースを名指しした。

「注目している選手は、三笘薫選手だ。"自分の形"を持っていて、『とにかく速い!』というよりも仕掛けるタイミングがすばらしい。だからこそ左サイドでチャンスを演出することができている。

 プレミアリーグでは、攻守の切り替えのスピードが年々早くなっている。そのなかで、彼のようなプレースピードが速い選手がモノを言うんだ。間違いなく、プレミアのなかでもスペシャルな選手のひとりだよ」

 ピレス氏は、今でも欠かさずトレーニングを行なうなど、ストイックな生活を送っているという。話題がアーセナルに及ぶと、日本のアーセナルファンに「あの時代の輝きをあらためてお見せしたい」と決意を示した。そして、饒舌な口調で、あるシーズンを振り返りはじめた。

「無敗優勝を達成した2003-04シーズンは、今でも鮮明に覚えている。とにかくアーセン(・ベンゲル)のもと、守備からチームがまとまっていた。イェンス・レーマンがゴールマウスを守り、最終ラインはアシュリー・コール、ローレン・エタメ、ソル・キャンベル、コロ・トゥーレが、中盤にはパトリック・ビエラにジウベルト・シルバ、エドゥとフレドリック・ユングベリや僕がいた。FWはなんと言っても、デニス・ベルカンプとティエリ・アンリだ。アンリはシーズン30得点を記録したね。まあ僕も、チーム2番目の14点を取っているんだけど(笑)。

 今のアーセナルもミケル(・アルテタ)のもとでまとまった非常にいいチームで、優勝も狙える実力がある。それでも、あのシーズンの我々は無敗優勝という偉業を成し遂げた、本当に特別なチームだった。だからこそ、その一員として当然、今回はJクラシックスチームにも負けるつもりはないんだ」

 試合前日には、トークショーへの参加や直筆サインがゲットできる特典チケットも用意されているという。最初で最後かもしれない、レジェンドたちの日本での共演――。その勇姿を余すことなく目に焼きつけたい。

「ダイヤモンドカップオブレジェンド」

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