2021.12.15

Jリーグ通のペナルティ ワッキーが選んだ「めちゃめちゃお客さんを呼べる」J1ベストイレブン

  • 池田タツ●取材・文 text by Ikeda Tatsu

センターバック 福森晃斗(コンサドーレ札幌)

 もうひとりのセンターバックは福森晃斗選手。とにかくキックの精度ですよね。今シーズンは少しケガもありましたが、やっぱり1試合見るだけでも何本も唸るパスがある。札幌の大きな戦術の一つじゃないですか。まず福森選手に預けてロングパス、ミドルパス。フリーキックはすべて福森選手に任せられるし、毎回ワクワクさせてくれます。直接フリーキックからのゴールは、芸術的に沈めてくれますよね。

 ただ、キックばかりに目が行きがちですけど、福森選手はトラップも超一流だというところも見ていただきたい。いいトラップをして、左足で蹴る時の一番いいところに素早くボールを置けるから、あれだけいいキックができる。ぜひ福森晃斗の左足に注目してもらいたいです!

左サイドバック 吉田豊(名古屋グランパス)

 左サイドバックは吉田豊選手ですね。とにかく1対1に対する彼のこだわりが好き。体を鍛えまくっていると思うんですが、あの小さな体から繰り出すパワー、スピード、そしてなによりケツ。ケツでボールを取ってスタジアムが湧くディフェンダーはなかなかいません。人間的なところも魅力ですよね。元気いっぱいです。

 静学(静岡学園)出身だから、足元ももちろんうまいし、両足蹴れる。スタミナ抜群でフリーランも厭わない。1試合通しての彼の貢献度はすごく高いと思うんですよね。どのチームに行ってもすぐレギュラーになるので、戦術理解度も高いと思う。日本代表に選ばれても、しっかりとしたパフォーマンスを見せてくれるでしょう。Jリーグを楽しみたい方に伝えたいのは、彼はリアクションが面白いです。いろいろなリアクションがあるので注目です。

右サイドバック 松田陸(セレッソ大阪)

 右サイドバックは悩みますが、セレッソの松田陸選手ですね。監督がだれであろうと右サイドバックでずっと出場機会を掴み続けている。それってすごくないですか? もっと評価されていいと思っています。

 プレーも、足元がめちゃめちゃうまいし、ミスが少ないんですよね。体も強いしハートもある。なんでこんなに出続けてるのかなって思って注目して見ていますが、何か一つに特化しているわけではなく、どのプレーでもすごく高い能力を持っているんだと思います。あとはサッカーIQが高い感じがします。だからどの監督でも出られるのかなと。

 双子の弟の松田力選手もセレッソですから、本当に立花兄弟(※マンガ「キャプテン翼」のキャラクター)みたいなことができるかもしれませんよ。この間も、下田恒幸さんの実況で「松田から松田!」っていうのがありましたから(笑)。