2019.04.04

鹿島の安西幸輝がポスト長友になる。
タフさと小柄は日本の武器だ

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki photo by Masashi Hara/Getty Images

 コロンビア戦で交代出場ながら日本代表デビューを飾り、続くボリビア戦には初先発を果たした安西幸輝(鹿島アントラーズ)。いま売り出し中の左サイドバック(SB)は、それから中3日で行なわれたJリーグ、ジュビロ磐田戦でも引き続き、生きのいいプレーを見せた。

 磐田に先制を許し、追いついたものの同点止まり。鹿島にとっては不本意な結果ながら、安西はチームの追い上げムードを牽引した。両軍選手のなかでもっとも生きのいいプレーを披露した。左のタッチライン際をタイムアップ寸前まで駆け上がった。

 長友佑都(ガラタサライ)とイメージが重なる。安西は172cmで長友は170cm。小柄なSBという点で一致するが、プレースタイルも似ている。特に若い頃の長友は、いま以上に生きがよく、タッチライン際でアップダウンを何度も繰り返した。それと同種のインパクトがいまの安西にはある。

ジュビロ磐田戦でアダイウトンと競り合う安西幸輝(鹿島アントラーズ) その長友と入れ替わりで安西は森保ジャパンに招集された。今年1月のアジアカップに左SBとして招集されたのは長友佑都と佐々木翔(サンフレッチェ広島)で、続くコロンビア戦、ボリビア戦では長友が外れ、佐々木と安西がそれぞれの試合で先発を飾った。試合終盤は、それぞれお互いの交代選手として出場している。

 長友は現在32歳。カタールW杯開催時(2022年11月)には36歳だ。難しい年齢を迎えている。常識的には後任を探すべき段階に入っている。

 森保一監督はアジアカップまで、佐々木をその1番手として扱ってきた。今回のコロンビア戦も、その佐々木に先発の機会を与えた。安西の代表デビューはその試合の後半44分。そして続くボリビア戦には、晴れてスタメン出場の機会を得た。採点するならば10段階で5.5となる。