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サッカー日本代表はまさかの行き詰まり? 相手の対策を上回れずアジアカップは大丈夫か (3ページ目)

  • 中山 淳●取材・文 text by Atsushi Nakayama

【新しい選手は使われにくい?】

 もうひとつ、同じ指揮官の下では選手起用の変化にも限界があることが証明された。おそらく、指揮官の頭の中ではアジアカップのメンバーはほぼ固まっていて、基本的には北中米W杯の継続路線になるはずだ。

 各選手の合流日程を基準にスタメンを編成したウルグアイ戦は別として、このベネズエラ戦では鎌田以外は北中米W杯で控えだった選手や代表経験の少ない選手を先発させた。しかし、FIFAランキングを少しでも上げたいという新しい理由によって、早い段階からW杯の主力にメンバーを入れ替えた采配に、その一端が見て取れる。

 日本サッカー協会が「アジアカップ優勝の確率が最も高いと考えた」という理由で森保監督続投を決めたのだから、当然と言えば当然だ。それも想定内のことなのだろう。

 しかし、システムの継続にも言えることだが、客観的なW杯の反省を含めた振り返りをせずに、同じ現場に内部解決をゆだねたその決断が、次なる日本代表のサイクルをスタートさせるうえで、何かしらの弊害にならないのか。

 多くの疑問が残されたまま船出した第3次森保ジャパンだが、いずれにしても、森保監督が与えられたミッションをクリアできるかが、当面の注目ポイントになる。

著者プロフィール

  • 中山 淳

    中山 淳 (なかやま・あつし)

    1970年生まれ、山梨県出身。月刊「ワールドサッカーグラフィック」誌編集部勤務、同誌編集長を経て独立。スポーツ関連の出版物やデジタルコンテンツの企画制作を行なうほか、サッカーおよびスポーツメディアに執筆。サッカー中継の解説、サッカー関連番組にも出演する。近著『Jリーグを使ってみませんか? 地域に笑顔を増やす驚きの活動例』(ベースボール・マガジン社)

【画像・フォーメーション】サッカー日本代表2030年W杯のメンバー予想

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