【サッカー日本代表】次期代表監督の志向はいかに? アジア大会の戦いぶりはワールドカップを制したスペインのよう (2ページ目)
U-21代表の主戦システムは4-3-3(4-1-2-3)。昨年のU-20ワールドカップに出場したU-20代表当時は、2ボランチの一枚を務めた大関友翔(川崎フロンターレ)も、U-21代表では右インサイドハーフを務める。
自身の役割について、「ポケットへのランニングとか、(中盤の選手が)前に関わる回数を増やす意図もあると思う。(前目の)ボランチというよりは、(より攻撃的な)インサイドハーフのイメージが強い」とは、本人の弁だ。
それは、アジアレベルの対戦相手だからできること、ではない。2年前のパリ五輪でも指揮を執った大岩監督は、対アジアから対世界へと舞台が変わっても、目指すスタイルを変えることはなかった。大関が続ける。
「(相手関係というより)チームコンセプトとして、剛さんからそういう(役割)のが求められているのかなと思う」
もちろん、若いチームにはまだまだミスも多く、ワールドカップでのスペインのように、盤石の強さで相手を封じ込める、というわけにはいかない。
タイとのグループリーグ第3戦でも、結果的に無失点に抑えたとはいえ、危うく相手のカウンターアタックを受けそうになるシーンは何度もあった。
それでも、素早く攻撃から守備に切り替えることで、シュートを打たせる前にボールを奪い返す。相手のレベルに助けられている面があるのも事実だが、成長過程にある選手たちには、やるべきことが徹底されている。
今大会を見ていても、いわゆるプレスバックでボールを奪い返すシーンが、日本ほど多く見られるチームは他にない。
大岩監督はタイとの試合を終え、「ボールをどこでロストするのか。そういうところは非常に重要視している」と言い、こう続けている。
「自分たちがどう攻めて、どう(ボールを)ロストして、どう守備をするのかっていうところの設計、設定まで、しっかり選手に伝えなきゃいけないなと再度思った。すばらしいプレーぶりのなかでも、絶対にああいうピンチのシーンを作らせないようにしなきゃいけない。私自身、次に向けてやらなければいけないことができたなと思う」
グループリーグ第1戦、第3戦でアンカーとして先発出場した保田堅心(V・ファーレン長崎)も、「自分のパスが(相手守備に)引っかかるシーンが今日(タイ戦)は少しあった」と振り返り、「ああやってカウンターを受けるのは一番やってはいけない。反省するポイントだと思う」と、今後を見据える。
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