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林陵平×岩政大樹のワールドカップ総括「5バックの終焉」「日本が目指すサッカーの指針がもう少しあってもいい」 (2ページ目)

【日本代表の今後の課題】

 日本代表が採用している3-4-2-1は、守備でハイプレスに行く時にウイングバックをどのタイミングで出すかとか、シャドーはどう対応するかの設定が重要になります。でもローブロックやミドルで構えると、結局5-2-3か5―4―1になるしかない。相手が強くなれば押しこまれる状況が絶対に続く。そうなると奪ったあとに前に蹴り出すしかなくなって、つなげなくなりますよね。自分たちがどうボールを保持するかという部分は、まだ足りないところかなと感じますね。

岩政 サッカーってやっぱり連続性が面白いなと思います。戦術練習では5枚で守って、そこから出ていく形を作ることはできる。だけど試合の90分のなかでそれをやろうとすると、連続性のなかで5枚になったところから出ていけなくなるシチュエーションが出てきます。特にどんどん相手が強くなるとその場面が出ていたように感じました。

 それは実際に現地で見ていて感じました。

【「個人」と「個人戦術」の違い】

 優勝したスペインは何が優れていたと思いますか?

岩政 スペインはつねに2人組、3人組の関係性がすばらしいなと思いました。日本(の選手やメディア)もブラジルに負けたあとに「個」が重要だと言っていましたが、その「個」って、どちらかというとフランスの「個」に近いのかなと。スペインは連係のなかで「個」が生かされていく感覚がありました。日本が今後目指そうとしている「個」でいいのか、スペインを見ていると少し疑問に思います。

 「個人」と「個人戦術」の違いなのかなと思います。「個人」はフランス、そこに「個人戦術」が入ってくるのがスペインかなと。相手が強くなった時に「個人戦術」があると、よりチームとして強く戦えるんだと思います。

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