ラミレスが苦しむ「三浦ベイスターズ」に緊急提言。スモールベースボールを捨てるべし (3ページ目)

  • 長谷川晶一●取材・文 text by Hasegawa Shoichi
  • photo by Sankei Visual

【防御率4点台後半でスモールベースボールは適さない】

――4月後半からは大和選手が2番を打つことが多いですが、ラミレスさんは「2番には強打者を置くべきだ」という持論がありますよね。

ラミレス 確かに大和の2番起用が多いですが、彼の打率は2割そこそこです。小技を期待されての起用だと思いますが、前回に巨人の話をした時にも言いましたけど、1番打者がアウトになった時に、ほぼ自動的にツーアウトになってしまう。大和を2番で起用するということは、スモールベースボールを目指しているということだとは思うのですが。

――大和選手に求められているのは、まさにそういう役割でしょうね。

ラミレス ところが、現状のチーム防御率は4点台後半。つまり、1試合に5点取らないと勝てないんです。接戦のゲームをモノにする時にはスモールベースボールは効果的だけど、5点、6点取らないと勝てないという現状では、スモールベースボールを目指すよりも、2番に強打者を置いて、打ち勝つ野球を目指したほうが勝つ確率は高まるはずです。

――そういう意味でも、新人の牧選手が適任だと。

ラミレス そうです。牧の後ろにオースティンが控えているのがとても大きいからです。3番を任せるオースティンは本当にいい選手。近い将来、もしくは今年、彼はホームラン王を獲得すると思っています。私が今考える「もっとも理想的なバッティングのメカニズムを持つ選手」は、間違いなくオースティンです。

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