2020.07.15

明石商の豪腕・中森、強打者・来田らドラフト上位候補がド派手に躍動

  • 沢井史●文 text by Sawai Fumi
  • 大友良行●写真 photo by Ohtomo Yoshiyuki

 183センチの2年生左腕・久野悠斗は、長身から繰り出すストレートに角度があり、早くもプロから注目される逸材だ。昨秋は中軸を打った左打ちの下井田悠人ら2年生に好打者も多いが、冬を経て3年生のレベルアップが著しいため、「夏は3年生主体で戦いたい」と大角健二監督。強いキャプテンシーをもった俊足巧打の三宅雄雅や、三宅と同じく下級生時からレギュラーとしてチームを盛り立てた足立達希(たつき)らを筆頭にまとまりが良く、秋に続く県連覇を見据える。

 神戸国際大付は、この春から主将になった浅川駿斗や、勝負強さが光る柴田大成、広角に打ち分けるバットコントロールが魅力の笠松拓真ら右の好打者がそろう強力打線を組む。

 昨秋の近畿大会で先発した右腕・岡野翔海(しょうか)は、野手としてのセンスも高いが、冬場に投手に専念し、速球、変化球ともに磨きがかかった。「投手陣の柱ができたことが大きい」と青木尚龍監督。キレのある変化球をもつ左腕の山根慎平、昨秋エースナンバーをつけた同じく左腕の角谷優斗らが後ろに控える。

 昨秋、台風の目となったのが長田。16年センバツに21世紀枠として出場した進学校だ。県内の実力校を相手に好投を見せた技巧派左腕の中島大地は、ストレートこそ110キロ台だが、緩いカーブをはじめとした変化球を変幻自在に操り、的を絞らせない。エース右腕の谷憲一郎との2枚看板で秋は勝ち上がったが、中島が主戦級の活躍を見せた。昨年末、兵庫県選抜チームに選出された捕手・竜波駿平がチームの司令塔役として攻守を引き締め、バッテリーを中心に堅守で勝負する。

 神戸弘陵は、140キロ台の速球が武器の右腕・野島勇太が冬季トレーニングにより球威を増した。バッテリーを組む捕手・上林直輝のテンポのよいリードは見もの。上林はコンパクトにしっかり振り切る打撃も魅力だ。