佐藤琢磨がドッグファイト。トロントで予選20位から今季最高5位へ (4ページ目)
琢磨はノーミスの完璧な走りでロシア人ドライバーのアタックを跳ね返し続け、ゴール目前に再びアクシデントがあったことで燃費の心配も解消。ラスト1周のリスタートでもアレシンに隙を与えず、今シーズン最高位のロングビーチと同じ5位でチェッカーフラッグを受けた。
「今 日はヒンチクリフやカストロネベスと戦った。何台かをコース上でオーバーテイクすることもできた。最後はアレシンが攻めてきた。内容は濃かったですね。大 切な局面でのクルーによるピット作業は速く、マシンはソフトタイヤでもハードタイヤでも安定していて、コンペティティブに走れていたから、燃料をセーブし ながらもアタックしてくる後続を抑えることができた」と琢磨。久しぶりに大きな充足感を得るレースを戦えたようだった。
2016年シーズンももう終盤戦。残る5戦でも今回のような琢磨の熱いレースが見たい。
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