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【競馬予想】関屋記念で人気のルメール&ボンドガールを脅かすのは? リベンジに燃える若き人馬が不気味 (2ページ目)

  • 武藤大作●取材・構成 text by Mutoh Daisaku

――さて、今年の関屋記念の出走メンバーをご覧になっての率直な印象を聞かせてください。

大西 サマーマイルシリーズ第1戦のGIIIしらさぎS(6月22日/阪神・芝1600m)組から回ってくる馬がそれなりにいるだろうと予想していたのですが、結局、そこからの臨戦は4着ダイシンヤマト(牡5歳)と10着シヴァース(牡4歳)だけでした。

 そうしたこともあって、中距離のGIII新潟大賞典(5月17日/新潟・芝2000m)やGIII府中牝馬S(6月22日/東京・芝1800m)、GIIIエプソムC(5月10日/東京・芝1800m)からの参戦もあり、幅広い路線から出走馬が集結。しかも、各世代の実力馬がエントリーし、バラエティに富んだ面白いメンバー構成になったと思います。

 なかでも注目されるのは、ボンドガール(牝4歳)です。重賞勝ちこそないものの、GI秋華賞(京都・芝2000m)2着をはじめ、重賞2着が5回。大舞台での好走実績は、メンバー随一と言えます。

 それに、新潟外回りの芝マイルという条件は、かなり合いそうなイメージ。鞍上も名手クリストフ・ルメール騎手。その手腕をもってすれば、悲願の重賞初制覇を果たしてもおかしくありません。

――そのボンドガールを脅かす存在として、気になる馬はいますか。

大西 イミグラントソング(牡3歳)です。

関屋記念での勝ち負けが期待されるイミグラントソング photo by Sankei Visual関屋記念での勝ち負けが期待されるイミグラントソング photo by Sankei Visualこの記事に関連する写真を見る GIIニュージーランドトロフィー(4月12日/中山・芝1600m)で、GI朝日杯フューチュリティS(京都・芝1600m)の覇者アドマイヤズームを下して重賞勝ちを決めました。今回、どれぐらいのハンデを背負わされるのか心配していたのですが、年長の古馬相手に55kgなら悪くはありません。

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