2021.12.17

朝日杯FSの穴馬候補3頭。過去の激走条件と合致で一発ムードが漂う

  • text by Sportiva
  • photo by Sankei Visual

 2歳GIの朝日杯フューチュリティS(阪神・芝1600m)が12月19日に行なわれる。

 過去10年の結果を振り返ってみると、1番人気が4勝、2着2回、3着2回、2番人気が2勝、2着2回、3着1回と、上位人気馬が安定した成績を残している。それゆえ、堅いイメージのあるレースだが、昨年は7番人気のグレナディアガーズが勝利を挙げるなど、人気薄の伏兵馬が毎年のように馬券圏内(3着以内)に絡んでおり、3連単では好配当が頻繁に生まれている一戦だ。

 となると、人気馬も押さえつつ、穴狙いに徹してみるのも悪くない。そこで、過去10年の結果を参考にして、今年のレースで台頭しそうな穴馬候補を探し出してみたい。

 まずピックアップしたいのは、デビューから4戦以上をこなし、前走で500万下(現1勝クラス)を勝ち上がってきた馬である。重賞やオープン特別を勝ち上がってきた馬に比べて、こうしたタイプは人気薄ながら、豊富なキャリアを生かしてか、過去に何度か波乱を演出している。

 たとえば、2012年に7番人気で勝ったロゴタイプ、2013年に6番人気で2着に入ったショウナンアチーヴ、2016年に6番人気で優勝したサトノアレスらがそうだ。

 この条件に当てはまる馬が今年も1頭いる。オタルエバー(牡2歳)だ。

 オタルエバーは、ここまで4戦2勝。前走で1勝クラスの秋明菊賞(11月21日/阪神・芝1400m)を快勝してきた。2戦目にはGIII新潟2歳S(8月29日/新潟・芝1600m)で3着に入るなど、重賞での好走歴もあって、一発ムードが漂う。

 次に面白そうなのは、オープン勝ちの実績がありながら、その後の重賞で敗れて人気を落とした馬である。

 このパターンも、2014年に14番人気で2着と奮闘したアルマワイオリをはじめ、2015年に11番人気で3着に突っ込んできたシャドウアプローチ、2017年に3番人気で2着となったステルヴィオなど、しばしばオイシイ配当をもたらしている。

 今年の出走予定メンバーでは、ヴィアドロローサ(牡2歳)がこのタイプとして浮上する。

 同馬は新馬、オープン特別のすずらん賞(9月5日/札幌・芝1200m)と連勝。その後、GII京王杯2歳S(11月6日/東京・芝1400m)に挑んだが、8着と大敗を喫した。その分、今回は人気が急落するだろうが、このレースの歴史を鑑みれば、決して侮ってはいけない存在だ。