フィリーズレビュー「本命崩しの3頭」に、ウンとうなずく根拠あり! (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 そして、今年のメンバーにも、オープンレースを勝ちながら人気が上がりそうもない馬がいる。

 メイショウケイメイ(牝3歳)だ。

前走でオープン特別の紅梅Sを制したメイショウケイメイ前走でオープン特別の紅梅Sを制したメイショウケイメイ 同馬は、新馬、500万下と連勝したあと、GI阪神ジュベナイルフィリーズ(12月9日/阪神・芝1600m)に出走。そこでは11着と馬群に沈んだが、その後に挑んだオープン特別の紅梅S(1月14日/京都・芝1400m)を勝って、ここに臨む。

 4戦3勝の戦績でオープン勝ちもあれば、ここではトップクラスの実績だが、やはり阪神JFの惨敗が嫌われてか、ここでも上位人気を争うまでには至らない様子。ならば、過去の例にもならって、オープン勝ちの実力を素直に信用して狙ってみるのも悪くない。

 さて、そのメイショウケイメイ同様、阪神JF組の"取捨"はこのレースを予想するうえでは、ひとつのポイントとなる。そんな阪神JF組の、ここでの戦績を見て興味深いのは、意外にも"直行組"が穴を開けているケースが多いことだ。

 典型的な例が2009年。勝った6番人気のワンカラットと、3着に突っ込んできた15番人気のレディルージュは、ともに阪神JFからの直行。その前走では、それぞれ12着、10着と惨敗を喫していたが、見事に巻き返している。

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