2012.12.14

【競馬】朝日杯に挑むコディーノ筆頭に
牡馬クラシック戦線の主役は「5強」

  • 新山藍朗●文 text by Niiyama Airo
  • photo by Nikkan sports

前走の東スポ杯でも次元の違う強さを見せたコディーノ。 先日行なわれた阪神ジュベナイルフィリーズは、2歳牝馬戦線が「小粒」で「混戦」という状況を、そのまま反映したかのような大波乱となった。上位人気の3頭は1頭も馬券に絡めず、代わって15番人気が2着、10番人気が3着と、この混戦模様は本番の桜花賞まで続きそうな気配を感じさせた。

 一方の2歳牡馬は、牝馬戦線とは一転、勢力図の上位に来春のクラシック有力候補と思わせる素質馬がそろった。しかも、この上位陣の層はかなり厚い。

 その筆頭は、ここまで3戦3勝で、クラシックとの関連が深いと言われる札幌2歳Sと東スポ杯というふたつの重賞を完勝しているコディーノ(父キングカメハメハ)だ。

 札幌のデビュー戦(芝1800m)を見て、今日の活躍を予想していたという競馬専門紙記者は、当時の衝撃を次のように語る。

「札幌の芝1800mの新馬戦というのは、比較的頭数が少なく、展開もスローになることから、逃げ、先行が有利で、差してくる馬にしてもインを突いてくるのが定番でした。ところがコディーノは、3コーナー手前から外、外を周って、最後の直線も大外から突き抜けた。尋常じゃない強さだと思いました」

 道中は好位で我慢することができて、鞍上の指示に従順で反応も素早い。そのうえ、他馬を一枚上回る切れる脚がある。これがコディーノの特徴で、完成度がとにかく高い。現状では、非の打ちどころがないほどの強さを見せ、断然のクラシック候補と言える。