【木村和久連載】一番よく使うパターを、もっと重要視しましょう (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 飛んだ気分説は、ドライバーで「200メートル飛んだ」というより「220ヤード(※おおよそメートル×1.1がヤード)飛んだ」というほうが、すごそうに見えるから、というものです。笑えますね。

 ただ、パットだけは自分にピンと来る距離表示がフィットする。だから、グリーン上ではメートルで、という認識が残ったようです。真偽のほどはわかりませんけど......。

 さて、そのパットを打つパターですが、コースの中ならどこでも使えるのか? はい、使えます。

 昨年、ショートコースでの話ですが、40ヤードの打ち下ろしのホールで、ティーショットでパターを使って、見事パーを取りました。実際には同伴者に「10メートル打つと、ボールが崖から転がっていくからやってみて」と言われて、冗談で打ってみたんですけど、本当にボールが転がりまくって、カップ脇にナイスオンしたんです。

 また、練習でショートコースをパター1本でラウンドしたことがあります。パターって、ティーアップして打つと、低い球筋ながら結構飛距離が出ることにびっくり。50~60ヤードは飛んでいきます。

 というわけで、パターにロフトがあるのを知っていました?

 パターのフェースって、真っ直ぐな絶壁じゃなかったの?って、思うでしょ。でも、違うんです。実は、2度から4度くらいのロフトがあるんです。だから、激しく打ったり、カラーから強く打ったりすると、ぴょんとボールが跳ねる場合があるんですね。

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