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南野拓実、シーズン残り試合で爪痕を残せるか。現地記者がレポート

  • トム・プレントキ●取材・文 text by Tom Prentki
  • translation by Igawa Yoichi

4月30日のプレミアリーグ・レスター戦で久々の出場を果たした、サウサンプトンの南野拓実。今年頭のリバプールからのレンタル移籍後、なかなか出場機会を得られず苦しいシーズンがつづく。残りわずかな試合で活躍することはできるのか。サウンサンプトン在住の現地記者が、南野の現状をレポートする。

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サウサンプトンに移籍したものの、苦しいパフォーマンスが続く南野拓実 photo by Getty Imagesサウサンプトンに移籍したものの、苦しいパフォーマンスが続く南野拓実 photo by Getty Images 南野拓実が久しぶりにサウサンプトンの先発に名を連ねた。4月30日にホームで行なわれたプレミアリーグ第34節レスター・シティ戦で76分までプレーし、試合は1-1の引き分けに終わった。英『Whoscored.com』の採点は両チームの先発陣を通じて、下から2番目の「6.2」。クラブでは3月14日以来の公式戦だったことを差し引いても、芳しいものとは言えない。

 この26歳のアタッカーが最後に実戦のピッチに立ったのは、日本代表として臨んだ3月30日のモンゴルとの親善試合だ。フクダ電子アリーナで行なわれたその一戦では前半に先制点を奪い、14-0の歴史的勝利の口火を切ったが、ひと月半ぶりのセント・メリーズ・スタジアムでは、不満の残るパフォーマンスに終わった。

 この日本代表FWは2月に、昨季のプレミアリーグ王者リバプールから期限付きでイングランド南部の海辺の街にやってきた。デビュー戦となった敵地でのニューカッスル戦では、ボックス左に走り込みながら巧みなファーストタッチで敵をかわし、ニアサイドのトップコーナーを撃ち抜いてさっそくゴール。翌々25節のチェルシー戦でもクレバーなフィニッシュで先制点を奪い、新天地にすんなりと適応したように見えた。

「サウサンプトンの生活にはもう慣れましたし、スタッフやチームメイトとも良い関係を築けていて、今の自分はすごく充実した日々を過ごしています」と南野本人も先日、新天地での毎日について語ってくれた。

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