ブラジル大混乱で本田圭佑は大丈夫か。
再開→中止→また開催の裏事情 (2ページ目)
ブラジルのリーグはヨーロッパと違い、2重構造になっている。まず1年の前半には、27に分かれた州リーグが行なわれ、その後、全国リーグがある。
今回、中断されたのは州リーグのほぼ前半が終わったタイミングだった。州リーグがすべて終わらなければ全国リーグをプレーすることができない。なぜなら州リーグの成績によって、全国リーグのどのカテゴリーでプレーするかが決まるからだ。
たとえばリオデジャネイロ州では、州のリーグで上位4位までに入ったチームが、全国リーグのセリエAでプレーし、5位以下のチームはセリエBに回る(州の上位何チームがセリエAでプレーするかは各州によって異なる)。
全国リーグを司るCBF(ブラジルサッカー連盟)は、8月の半ばまでに州リーグを終わらせるようにとだけ通達しており、いつ再開するかは、各州のサッカー連盟がそれぞれ州政府などと話し合って決めることとなっている。州リーグに対しては、CBFは拘束力を持たない。
たとえばサンパウロ州の場合、7月1日から練習を再開し、試合についてはその後、様子を見て日程を決めることになっていた。
2 / 6