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横浜F・マリノスの宮市亮を育てた『NARUTO』と『SLAM DUNK』 中京大中京の同級生・木原龍一は"ジャンプ係"だった (2ページ目)

  • 取材・文●舩木渉 Wataru Funaki

【『NARUTO』と『BLEACH』がお気に入りに】

 当時の連載作品の中で特にお気に入りだったのは、『NARUTO』と『BLEACH』。とりわけマンガに触れるきっかけとなった『NARUTO』への思い入れは強い。

 連載終了から10年以上が経った今も世界的な人気を誇る『NARUTO』は、忍者たちが里を築いて暮らす世界を舞台に、孤独を抱えて育った少年・うずまきナルトが、仲間や師との出会い、ライバルのうちはサスケとの葛藤、数々の戦いを通じて成長していく物語である。

 はたけカカシや春野サクラと組む「第七班」、ナルトと同じように孤独を背負う我愛羅、禁術を操る大蛇丸、暗躍する組織「暁」、木ノ葉隠れの里を率いてきた歴代火影など、立場も信念も異なる人物たちの思惑が絡み合い、物語はやがて忍の世界全体を巻き込む戦いへと広がっていく。

「『NARUTO』は、エリートではなかった主人公のナルトが、努力とひたむきさでたくさんの困難を乗り越え、信頼できる仲間を集めて火影になっていく様がすごくいいなと思っていました。対照的なサスケという存在もいて、いいライバル関係だなと思って読んでいましたね。

 あとは我愛羅も好きでした。最初に出てきた時はめちゃくちゃ強い敵キャラでしたけど、過去の苦しみをナルトが受け止めて、殻を破った彼は最終的に頼もしい仲間になるんです。熱い展開ですよね。

 ストーリー的な山場もたくさんあって、なかでも終盤の『第四次忍界大戦』はオールスターの激闘に次ぐ激闘で、強く印象に残っています。大蛇丸が使った禁術『穢土転生』により歴代火影(初代〜四代目)全員が戦場に蘇って勢揃いする場面は胸熱でしたし、父親の波風ミナトとナルトが再会するシーンもよかった。すべてが終わった後にナルトとサスケの決闘があって、お互いの正義を貫いて戦った末に心を通わせるというのもまたいいな......と」

 2000年代後半から2010年代にかけてのジャンプでは、他にも『銀魂』や『家庭教師ヒットマンREBORN!』、『D.Gray-man』、『トリコ』などたくさんの人気作品が連載されていた。その中でも圧倒的な画力と魅力的なキャラクターで人気を博した『BLEACH』にも大きな影響を受けた。

「『BLEACH』はキャラクターがとにかくカッコいいし、出てくる相手も強いし、いつも『カッケェ......』という感じで読んでいました」

 筆者も同世代で、学生時代に親しんできた作品がほとんど同じということもあったかもしれないが、宮市が『BLEACH』のことを話し始めると止まらない。

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