三谷紬アナウンサーがサッカー沼にハマったきっかけは? 推しは日本代表の名キャプテン

  • 山本真由●文・取材 text by Mayu Yamamoto

テレビ朝日アナウンサー三谷紬インタビュー:前編

2022年からテレビ朝日で放送開始したサッカー番組『ラブ!!Jリーグ』。Jリーグに特化した情報バラエティ番組で、進行役は前身番組「チャント?Jリーグ」から引き続きテレビ朝日アナウンサーの三谷紬さんだ。かねてから深すぎるサッカー知識と情熱が話題だったが、今回のインタビューでは想像以上の"サッカー愛"が炸裂。番組の見どころとJリーグ&サッカーに対する思いを気さくに、そして真摯に語ってくれた。

ピンクとオレンジのカラーリングが鮮やかな2024リーグ戦Jリーグ公式試合球『コネクト24』と三谷紬アナウンサー photo by Takahiro Michinakaピンクとオレンジのカラーリングが鮮やかな2024リーグ戦Jリーグ公式試合球『コネクト24』と三谷紬アナウンサー photo by Takahiro Michinakaこの記事に関連する写真を見る

【 "ツネ様"に魅了され、サッカー沼に】

――サッカー番組への出演は『やべっちFC?日本サッカー応援宣言?』から数えて3本目です。そもそもサッカーに興味を持ったのはいつごろなんですか?

 興味を持ったきっかけは2004年に開催されたアジア杯中国大会からですね。特に延長戦の末にPK戦へともつれ込んだ準々決勝のヨルダン戦。キャプテンの宮本恒靖選手がPKのサイドを変えてほしいと交渉する今も語り継がれる名シーンにやられました。当時、私は小学4年生だったんですけど、アウェーの地で堂々と審判に言い寄れる宮本選手が幼いながらにすごくカッコいいって思って。試合後にJリーグのガンバ大阪に所属している選手なんだと知って、彼を見たいという思いだけでJリーグを観るようになりました(笑)。当時のガンバ大阪には、遠藤保仁選手や今野泰幸選手といった代表選手がたくさん所属していたので、選手を知っていく楽しみもありました。

――当時の宮本選手の人気はすさまじかったです。

 私も完全にそれに乗りました(笑)。ただそれ以降はあの物怖じしないキャプテンシーも魅力的だなと。元日本代表の中田浩二さんと『やべっちFC?日本サッカー応援宣言?』でご一緒したときに、「当時のチームは我が強くて、みんなをまとめるのが本当に大変だった」っておっしゃっていて。そんなチームをキャプテンである宮本選手がちゃんとまとめて、チームをどうしたらいいのかを考えていたのかと想像するだけでカッコいいなって思います。今はもうJリーグどころかサッカー界を率いるような存在になっていますよね。

――番組内ではベテランの川島永嗣選手(ジュビロ磐田)へも言及されていました。
 
 川島永嗣選手も欠かせないですね。キャプテンシーという点でとても頼れる選手だと思っていて。GKはゴールを守っていればいいじゃんって思われちゃうかもしれないけどそうじゃない。自分がいることでチームにどんなプラスを与えられるのかを常に考え、行動している姿を見て素敵だと思いました。

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