41歳。冨田大介はずっと目指してきた
日本代表を、なぜあきらめたのか (5ページ目)
その言葉にもあるように、冨田は2011年に甲府に加入したときも、2013年の水戸も、2015年の徳島も、そして今年、再び水戸に戻るにあたっても、「自分はもっとできる」という思いのもとで4度のトライアウトを受け、新たな道を開拓している。
だが、見方を変えれば、トライアウトを受けるのは「自分はもっとやれる」という考えと、前所属チームの評価が合致していなかったから、生まれた状況だ。そのことを自分自身はどう消化したのか。あるいは、それによって不安を抱くことはなかったのかを尋ねてみた。
冨田は当時に考えを巡らせるように、ひと呼吸置いてから、答えをくれた。
(つづく)
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