昨季Jリーグ王者・広島が敗退。なぜ日本勢はACLで苦戦するのか?
今季AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグが終了した。
日本から出場している4クラブは、浦和レッズ、FC東京がともにグループ2位で決勝トーナメント進出。一方で、サンフレッチェ広島はグループ3位、ガンバ大阪はグループ4位(最下位)に終わり、いずれもグループリーグで敗退した。
昨季のJ1王者である広島と、同年間順位2位のガンバが敗れたのは残念だったが、4クラブ中半分が決勝トーナメントに進出できたことは、近年の傾向から考えれば、まずまずの結果ということになるだろう。
それにしても、ACLを勝ち上がるのは難しい。そんなことを思い知らされたグループリーグだった。
グループ2位で決勝トーナメント進出を決めた浦和 勝ち上がった2クラブにしても、浦和は2勝1敗3分け、FC東京は3勝2敗1分けと、それほど余裕があったわけではない。敗退したガンバに至っては、1勝もできない惨敗である(4敗2分け)。
また、ACLを戦うことの負担は、確実にJ1のリーグ戦にも影響を及ぼしている。
開幕前は、広島、ガンバ、浦和を3強と見る声が大きかった今季のJ1だったが、始まってみれば、広島は7位、ガンバは11位と苦戦。FC東京にしても降格圏さえちらつく13位に低迷している(第10節終了時。いずれも消化試合が1試合少なく暫定順位)。
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