10連敗でも2位。今年はDeNAに風が吹いている (4ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 交流戦で喫した14敗のうち半数の7試合が逆転負け。これまでDeNAの快進撃を支えていたリリーフ陣の不調も失速の大きな要因となった。そして中畑監督はリリーフ陣を強化すべく、先発ローテーションの一角を担ってきたモスコーソを中継ぎで起用すると明言した。リーグ戦再開から3連戦→2連戦が3週続くため、先発は5人で回すことができる。そのため、メジャー時代に中継ぎ経験のあるモスコーソに白羽の矢が立ったのだ。モスコーソは「チームを助けられるのなら、どんな役割でもやる」と快く受け入れた。

 再び、あの勢いを取り戻すことができるのか。前半戦の快進撃を見て、「今年のベイスターズは本物だ!」と思った人は多かったはずだ。たしかに交流戦では「歴史的大敗」を喫してしまったが、まだ優勝を狙える位置にいる。初のクライマックス・シリーズ進出、そして17年ぶりのリーグ制覇へ向け、DeNAに追い風が吹いているような気がしてならない。

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